汎用旋盤修理(MS-850)

    ○MS-850修理

 

 


こんにちは


暑いですね。

 

うちの工場は30℃を超えてしまいました。

 

スポットクーラーでしのいでいます。

 

 


どうも、MS-850(汎用旋盤)の古いほうの

 

ブレーキが調子悪いので、修理しています。

 

S42年製ですので、今後もいろいろなことが

 

起こると思います。

 

 

 

 

ディスク盤を左右両方のピストンで

 

押すタイプのディスクブレーキです。

 

片方のブレーキパットがわずかですが引きずってます。

 

使うには、全く支障はありませんが、

 

チャックの閉め緩めの時、主軸を回すのに力が必要でww

 

年ですね。ずっとこれで使ってましたが、たまりかねて

 

修理することにしました。

 

 

 

この機械はキャリパーの近くにマスターシリンダーが

 

ありますので、ラインを外さずそのまま取り出せます。

 

 


片方のパッとは、ブレーキを離すとディスク盤と

 

約1mm位い隙間が開いてくれるのですが、

 

もう片方はわずかに引きずってます。

 

 

 

ちょうど、軽トラのオイル交換が出来たと、整備して

 

もらっている方が来られたので、お聞きしたら

 

車のブレーキはディスク盤をわずかに引きずってるそうです。

 

 

 

うちには、汎用旋盤が3台ありますが、他の2台とも、

 

約1mm隙間があります。ブレーキを離した時、パットが

 

1mmほど戻ってくれます。車とは構造が違うのですかね。

 

 

 


パットをはずしてピストンを動かしてみると、

 

引きずっているほうの動きが少し重たいです。

 

何度か周囲を清掃しながらストロークいっぱい動かすと

 

1mm戻るところと戻らないところがあることがわかりました。

 

ピストンをばらしシリンダーなどの清掃をすれば

 

よくなるのでしょうが、無難なほうを取って、

 

動きのちょうど良いところで使うように、キャリパーの

 

位置を調整して使うことにしました。

 

理由は、事前にメーカーに部品があるか確認したら、

 

キャリパー一式交換でピストンシールなどの部品単品では

 

ないらしいです。ブレーキパットもないらしいです。

 

見たとこ、うちにある新しいほうのMS-850と同等品の

 

ようですが・・・

 

 


 

うちにはMS-850が2台あり、一番古いタイプと一番新しい

 

タイプです。私が知る限り3回設計変更されてます。

 

ヘットのギヤーの材質も見直されてます。

 

 

 


まだ組み立ててませんが、この機会にモーターとの

 

芯もきちんと見ようと思ってます。

 

ブレーキパットの磨耗具合から見て支障はないのですが、

 

機械にはこだわりが強いので少しでも良い方向に向くように

 

組み立てます。

 

 

 

 


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