小さな工場の悩み


今年で独立して30年近くなります。おかげさまでいろいろありましたが、

今日まで生き延びてます。いろいろな方々に支えられたおかげだと感謝してます。

 

仕事の基礎をしっかり叩き込んでくれた親父、

社会勉強と機械のことを修行させてもらい、今もお取引いただいてる

 五年間就職させてもらった工作機械のメーカーさん、

工作機械のメーカーに就職中の上司で、在社中より

 ずっと支え続けてくださってるかた、

親父の代よりずっとお取引いただいてるお得意さん、

 

そのほかにもたくさんの方々や、会社さんに支えられたおかげだと

改めて感謝してます。

 

 小さいながらも信用第一で今後も頑張って行きたいと思います。


 

 しかし、いいことばかりではなくひどい会社や

ひどいひとにも引っかかりました。お断りしておきますが、

現在お取引いただいてます人(会社)様のことではありません。

全て以前お取引いただき、現在はお付き合いのないひと(会社)の例です。

 

        

私の肩をポンと叩き、手のひらを広げて賄賂を要求するひと、

私の後工程の不良をこちらの責任に押し付けようとするひと、

見積もり承認後の納入品を支払い段階になって満額払えない。

  しかも、OKしなければ今後取引停止、と要求するひと、

あの手この手で加工方法を聞きだす会社やひと、

外注加工を依頼して、不良を出しても誤りもせず、弁償もせずの会社やひと、

加工方法を教えなければ今後取引もしないし、売掛金も払わないと言うひと

不当な要求をされ、聞き入れないと、売掛金を払わないと脅すひと、

その他、重大な約束事を守らず、話し合いにも応じない会社やひと、


 きりがありませんが、不景気になるほど不当な要求が増えるように思います。

私の場合お取引様とは、

 

「ここまで」

 

と線を引いてます。


・職人の魂は売らない。

・重大な約束事を守れないなら、理由をきっちり話してもらう。

・トラブルが起きてしまったならまず話し合いに応じる。


ほぼこのようなことです。

 

守ってもらえなかったところとは今後一切取引しませんし、

私がお付き合い頂いてる人(会社)にも、

 

「あのひと(会社)と、このようなことがあった」

 

と「おふれ」を出します。

するとやはり評判が悪いひと(会社)が少なくありません。



ひどい場合を除いて、一回くらいは、苦情を言って済ますこともありますが、

 

「一度あることは二度ある」

 

とはよく言ったものだと思います。

 

 

こちらの言葉で


「おけんたい」

 

といって、はじめは遠慮がちでも、そのうちそれが当たり前になってしまう。

という意味の言葉がありますが、そのようなひと(会社)は、

経験上まず「おけんたい」になること間違いなしです。

 

 

 

 

 ほぼ全てに共通することが、

 

「人の弱みに付け込む」

 

と言うことです。

いじめ社会ですね。・・・

人(会社)それぞれ事情はあると思いますが、

 

人の道に外れたことはダメだと思うのですが、

ひとによって「道」が違うのでしょうか?



最近は、

 

「先方の要求に対して首を縦に振れば取引継続、横に振れば取引停止

 

その要求に対しての話し合いなどそもそもする意思はないですね。先方には。

リーマンショック後さらに悪化してるように思います。

 考えてみれば、不当な要求だと解ってるから

話し合いには応じないんですね。

私のようなたった一人の小さな工場は、立場上、一番弱いですから、

 

人の弱みに付け込むようなことをするひと(会社)とは、

かかわらないようにすることが一番の防衛策だと思います。


訴訟して勝訴したとしても、その労力と費用を考えると、とても踏み切れません。

(実際、裁判所に行き用紙まで取って来た事があります)

 

重ねて明記しておきますが、現在お取引を頂いてます人(会社)様は

決してこのようなことはございません。ありがたくお取引させていただいてます。


自分の目指すのは

「Win-Win」や「三方良し」のお取引ですが、なかなか難しいです。


 今後の課題の一つです。

 

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