少しづつフライス加工

 

    〇少しづつフライス加工

 


 二月ころから少しづつですが、

フライス加工の依頼を頂いてます。

自作フライス盤が完成してからも、

治具やちょっとしたものを加工するくらいで、

本格的には使ってませんでした。

 

お取引先より、

「フライスあるんやから、ここもやっといて」

と声をかけていただき、簡単な加工から始めてます。


 フライスは、工業高校の実習で使っただけで、ほとんど経験がありません。

納品の時などに、加工してるところを見るくらいでした。

幸いシェーパーを使ってますので、バイスには慣れてます。

 今、フライスで使ってるバイスは、もともとシェーパで小物をつかむのに使ってた物で、バイス単体での「くせは」シェーパーのバイスで調整してました。


 まず、このバイスの「くせ」を私好みに調整してます。

 

固定側口金の角度を変えたい


 ので、口金をはずし、取り付け面をシェーパーで

私の好みの角度に加工しました。

実は、シェーパーのバイスも同じように角度を変えてます。
 使う人によってそれぞれ好みがあると思いますが、

自分はそこの主張が他の人より相当強いと思います。
 私のこだわりは、バイスだけでなく、旋盤のチャックにもあります。

生爪はほとんど使いませんので、通常の爪(焼きの入った硬つめ)で、全て振りを出します。そのため、爪の研磨の仕方が通常の方法とは、少し違います。自分で研磨してますので、思いどおりに出来ます。 

新品を購入するとすぐに爪の研磨をやりなおします。

 

 新品のチャックの爪は、規定のテストバーをチャッキングして、検査結果が好成績になるようにしてあります。そのため、実際の使用には不向きです。


以前、私が使ってるチャックメーカーと直接、加工仕事で取引したことがあり、このことを話すと、

「メーカーとしてはお答えできません。自己判断でどうぞ」

と冷たい回答でした。


 話をフライスに使ってるバイスに戻します。口金の角度を変えたので、直角も出しやすくなりました。

 次は、つかんだときの品物の浮き上がりです。

 

シェーパーのバイスは、浮き上がりを完全にゼロになるように工夫してます。


そのため、平行は、ばっちり出ます。

この方法をフライスのバイスにも応用できるか思案中です。


 とりあえず、簡単な加工から初めて行き、一つ一つ勉強です。

 

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