自作ローラーターナーで勝負!

    ○自作ローラーターナーで勝負!

 

昨年六月にペンチレースの数物のお仕事を

頂いた際、納期がなくて作れなかった、

 

「ローラーターナー」

 

リピートがもらえるらしいとのお話を頂きましたので、

今回は思い切って作りました。

 

これがなかなか思うように行かず、

悪戦苦闘しました。

設計に掛かってから完成まで、まるまる一週間

かかってしまいました。非常に微妙な調整が必要な道具です。

 

競合相手さんがおられますので写真はアップできません。

そこは、ペンチレースのメーカーの高松さんに、この加工専用に

機械を特注して加工してます。ペンチレースの専用機です。

もう一社さんは、ピーターマンで加工してます。

 

 

さて、私の作った道具(ローラーターナー)は、

他社さんに勝てるか?

 

 

やってみないとわかりませんが、わたし向きの仕事

ですので、たっぷりと時間をかけて、作りました。

 

構造的には、汎用旋盤の「送りブリョ」とよく似たものです。

ペンチレースの摺動面への負担を少なくすることと、

キリ粉のはけの両立が肝でした。

 

十数年ほど前に、高松の「ローラーパック」という工具を使って、

  ・材質     SUS304

  ・支給材    5mm角の磨き 全長400mmほど

  ・形状     両端を、φ4mmに30mmほど背切る加工

を7000本ほどしたことがあります。

そのときは、自動盤のバイトで加工しましたが、そろそろ自動盤の

バイトが入手し辛くなるみたいで、今回は汎用旋盤のバイトで

考えました。実は、そこが苦労の始まりでした。

バイトの取り付け方が全く違うため、ローラーターナーと

バイトの位置関係を優先すると、キリ粉の逃げ場がありません。

 それと、汎用旋盤では、送りブリョを受けて、長いTMネジ

(今はTRでしたか)をよく切ってましたのでブリョのきかせかたは

大丈夫と踏んでましたが、これがまた、スムーズには行ってくれ

ませんでした。

よくよく考えてみると、汎用旋盤では、センターを押しての

加工ですが、ペンチはセンターなしです。このためブリョの

きかせかたが、ちょっと特殊です。

 

いろいろ苦労しましたが、おかげさまで、加工テストもほぼ良しの

状態まで持っていけました。

この瞬間がたまりませんね。

思わず、ガッツポーズしました。

 

「ヨッシャー!」

 

て感じです。

 

サンプルも先方さんにOK頂きました。

 

採算が合うかどうかは、正直解りませんが、φ5からφ20まで対応

できるように作りましたので、他の加工にも使えると思います。

 

昔の機械や技術が好きで、最新設備などない私の工場ですが、

これからも、この路線でやっていくつもりです。

 

 

 

 

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