A-X5修理(その3)完了

        ○修理完了  

 

 


こんにちは

 

A-X5、修理完了しました。

 


 


試聴前に各部の確認をします。


 

まず、スピーカー端子やその他の

 

入力端子には何も繋げないまま、

 

アンプの上のカバーを外した状態で

 

電源を入れました。

 

 

 

 

 

数秒後

 

「カチッ」

 

という心地よい音と共にスピーカー

 

保護リレーが働きました。

 

ひとまず大きな問題はなさそうなので、

 

そのまま電源を入れたまま

 

エージングしました。

 

ほっとしたひと時です。

 

その後、各入力端子を清掃し、

 

以前のようにラックに収納し、

 

各機器を接続。

 

まずアンプの各スイッチとボリュームの

 

接点確認をしましたが、念のた

 

ザブスピーカーで行ないました。



 

結果は合格! 



 

メインボリュームのガリもきれいに

 

取れてました。

 

いよいよ試聴です。

 

メインスピーカーに切り替えて聞きました。

 

第一印象は、

 

 

 

「静かになった」

 

 

 

です。

 

以外でした。アンプの修理は今回が

 

初めてなので、音質は向上するで

 

あろうとは思っていましたが、

 

音に透明感が出たのでこう感じた

 

のでしょうか。

 

高域も低域も以前よりきれいに


再生されています。

 

全体的にエネルギッシュになった

 

感じです。

 

高域は、このアンプの特徴の一つである、

 

「シンバルの鳴り分けが再生出来る」

 

これが、以前のように再生できるようになりました。

 

低域の改善は予想以上でびっくりしています。

 

特に低域の出る音のタイミングが

 

少し早くなったような印象があります。

 

以前の音よりさらに低い音が聞こえ、

 

すっきりした印象です。

 

私は低音がしっかり出ている音が

 

好みですので、高域の改善より低域の

 

改善の方が印象的でした。

 

 

 

音の定位。


これも私が気をつけてセッティング

 

してきた部分ですが、

 

うれしいことに改善されています。

 

音の定位とは、

 

真ん中でボーカルが歌っているとか、

 

あそこで○○の楽器が鳴っている

 

といった音の場所です。

 

デジタル時代になってから、

 

音の定位やその輪郭が不鮮明に

 

なったように思います。

 

私には、LPレコードで、

 

しかもアナログ録音の方が良い様に聞こえます。

 

専門的なことは解りませんが、

 

デジタルを通すよりアナログオンリー

 

の方が個人的には好みの音質であり音場です。

 

私のような普及価格帯の装置と、

 

ごく普通の部屋で、音の定位を

 

求めるのは厳しいのですが、

 

定位が決まると音が全体的にどしっとし、

 

安定して聞くことが出来ます。




 

 

 


あと、不思議と修理後のアンプの音を

 

聞いていて、自然と昔のことが

 

思い出されました。

 

これは聞いている時に私が

 

自分の頭の中でそれぞれの

 

機器の良い状態の時の音と比べて、

 

補正をかけて聞いていたせいかも

 

しれません。

 

「良い状態の時はこんな音だったな」

 

と言うようにです。

 

車などもそうですが、

 

初期より少し使った頃が一番状態が良く、

 

やがてそれから徐々に悪化していきます。

 

その一番良かった状態の時の音を

 

基に自分の頭の中で補正して聞いていました。




 

 

もう一つの症状である、

 

「Phono入力での音質悪化」

 

ですが、根本的には解決していません。

 

CDプレーヤーでの試聴はOKでしたので、

 

プリアンプからスピーカーは

 

問題なしです。

 

原因がアンプにあるとすれば、

 

Phono入力端子からプリアンプ入力までで、

 

何かあるようです。

 

あと私がアンプで手をつける事が出来るのは、

 

「切り替えスイッチ」の接点清掃くらいです。

 

この部分は時間がかかると思い、

 

ひとまず後回しにしていたところです。


 

 

どうも、この部分は気が進みませんので

 

レコードプレーヤーのシェルの

 

取り付けつけ部の接点清掃を

 

まずして様子を見ることにします。


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